そこが知りたい中国語 r化(儿化:)
みなさんが今習っている中国語は、よく北京語という言い方もしますよね。なぜそう呼ばれるのかというと、現代中国語の定義として、「北京の発音を標準として、北方の方言を基準とする」からです。
北方の言葉の特徴として、r化があります。有点儿:yǒu diǎnr ,一点儿:yì diǎnr,などrが付く発音変化を儿化:ér huàといいます。そしてこのr化は、北方方言を土台とした共通語にみられ、とくに北京方面では顕著にみられます。上海は中国では南方に位置し、南の地域ではr化があまり見られないので(有点:yǒu diǎn ,一点:yì diǎn)耳にする機会も少ないですし、話す際には疎かにしがちですが、HSKのリスニング(听力:tīng lì )ではr化している形で読まれるので、受験する人はこのr化に慣れておくと良いでしょう。
以下、実際にHSKで使われているr化の表現を一部ご紹介します~~~
三級
开点儿药:kāi diǎnr yào
(薬を処方する )
送点儿什么:sòng diǎnr shén me
(何か送る)
大一点儿/好一点儿:dà yì diǎnr /hǎo yì diǎnr
(少し大きいの/少し良くなる)
慢点儿/快点儿:màn diǎnr /kuài diǎnr
(もうちょっとゆっくり/もうちょっと早く)
唱歌儿:chàng gēr
(歌を歌う)
玩儿游戏:wánr yóu xì
(ゲームで遊ぶ)
这儿 那儿 哪儿:zhèr nàr nǎr
(ここ そこ·あそこ どこ)
送花儿:sòng huār
(花を贈る)
一块儿蛋糕:yí kuàir dàn gāo
(ケーキ一切れ)
有点儿远:yǒu diǎnr yuǎn
(ちょっと遠い)
等一会儿:děng yí huìr
(ちょっと待つ)
四級
聊天儿:liáo tiānr
(お話をする)
女孩儿:nǚ háir
(女の子)
出事儿:chū shìr
(事故が起こる)
有什么事儿?:yǒu shén me shìr ?
(何か用ですか)
小心点儿:xiǎo xīn diǎnr
(気をつけて)
五級
草莓味儿:cǎo méi wèir
(イチゴ味)
前一阵儿:qián yí zhènr
(先ごろ)
一头儿:yì tóur
(片方)
六級
画画儿:huà huàr
(絵を書く)
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