クローバーは食用!?春が旬の謎の野菜グルメ6選
春といえば芽吹きの季節!天気が少し暖かくなるに連れ、ベランダの植物が凄い勢いで伸びてきています。この時期ならではのグルメといえば日本でも山菜などがありますが、中国には日本で見かけないような草系グルメがたくさん!レストランや野菜売り場で「これは・・・何?」と戸惑った経験は誰もが少なからず持っているのではないでしょうか。
今日はそんな春の草グルメを一挙ご紹介します!
ài cǎo
①艾草(ヨモギ)
これは日本でもお馴染みのヨモギ。葉っぱの形を見ても「?」でしたが調べてみて初めてわかりました・・・。これは中国でもお団子にして食べます。その名も「青团(qīng tuán )」中身は甘い小豆餡のほかに塩漬けにした卵の黄身などを使った塩味のもあるそう。
jì cài
②荠菜(ナズナ)
名前だけは聞いたことあるけど、見た目は雑草そっくり!なナズナ。これは上海を含む江南エリアでは広く家庭料理などで持ちられる素材で、ワンタンや餃子の具としても食べられています。
荠菜馄饨(jì cài hún tùn)
xiāng chūn
③香椿(チャンチン)
チャンチンというのだそうです、日本語では。名前からして中国語っぽい感じですね。日本では庭木として観賞用で売られているようですが、まだまだマイナーな印象の植物です。新しく芽吹いた木の苗を摘み取って食用にしたのがこちら。独特の香りが楽しめます。この時期以外には見かけない季節限定のグルメ!卵や豆腐など癖のない食材と一緒に炒めたり、和えたりする春の家庭料理の食材。
香椿炒鸡蛋(xiāng chūn chǎo jī dàn )
④马兰头(コヨナメ)
日本語のサイトではほとんどヒットしないこちらの植物。ヨコナメというそうなのですが、それ以外に情報ナシです。気になる方は植物図鑑をあたってください。しかし、中国では非常にポピュラーな食材で、上海をはじめとする江南エリアで広く食べられています。
みなさんも上海料理のレストランでこんなこんもりした料理を食べたことがある人も多いと思います。これは香干马兰头(xiāng gàn mǎ lán tóu)という非常に有名な料理。
cǎo tóu
⑤草头(シロツメクサ)
「クローバー!?」と一瞬思いましたが、調べるとやはりそうでした!シロツメクサ、またの名をウマゴヤシというのだそうですが、これは食用可能な植物だったんですね!びっくりです。上海の一帯ではよく紹興酒で香り付けをして、炒め物として食べられています。
wō sǔn
⑥莴笋(チシャ/レタス)
チシャという訳で出たので調べるとなんとチシャ=レタス。でも「これのどこがレタスやねん!」と思いましたが、実はこれは茎がついた品種のレタス。レタスが葉っぱの部分を食べるのに対し、莴笋は茎の部分を食べるということで驚くことに同じ植物ということらしい。確かに食感はどっちもシャキシャキしています。ちなみにレタスの葉っぱの部分は中国語では生菜(shēng cài )といいます。
炒め物や和物として広く食べられている莴笋は日本人にも人気の味。これがどうして日本で買えないのか、ちょっと不思議です。
書きながら驚きを隠せない今回の野菜特集。日本にもあるけど、名前と実物が一致していなかったものから「これも食材!?」というものまで様々でした。せっかくの春の旬の季節に自宅やレストランでぜひトライしてみては?